【2023年冬至~2024年節分】金運を狙うなら一陽来復・穴八幡宮がおすすめ

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穴八幡宮「拝殿」 引用元:photoAC

金運のパワースポットとして有名な「穴八幡宮」

毎年、冬至から節分の期間にだけ配られる「一陽来復御守いちようらいふくおまもり」が大人気です。

このお守りを手に入れるため、境内にはあふれんばかりの人で賑わいます。

なぜ冬至から節分の時期だけ?
どうしてそんなに人気なの?

ということで、私も実際に参拝して「一陽来復御守」をいただいてきました!
境内の見どころとともにご紹介していきます。

穴八幡宮の御祭神と歴史

「穴八幡宮」は、商売繁盛、金運、出世、蟲封むしふうじ(幼児のひきつけや夜泣きを引き起こす原因として考えられていたかんの虫を鎮めるためのまじない)のご利益で有名な神社です。

1062年、源義家が奥州(現在の東北地方)からの凱旋の際に、この地に八幡神をお祀りしたことが起源とされています。

御祭神は

應神天皇おうじんてんのう
仲哀天皇ちゅうあいてんのう
神功皇后じんぐうこうごう

應神天皇は、八幡神として全国で最もよく祀られている神様。

仲哀天皇は父、神功皇后は母であり、合わせて八幡三神として祀られることもあります。

 

もともと「高田八幡宮」と呼ばれていた「穴八幡宮」。

その名は、1641年、別当寺べっとうじ(神社を管理を行うお寺)を造営するために山裾を切り開いたところ、横穴が出現し金銅の阿弥陀像が現れたことに由来しています。

 

さらに時代は下り、1728年、第八代将軍徳川吉宗が世継ぎの疱瘡ほうそう(当時の感染症の一種で死亡率が高い病気)の治癒祈願のため流鏑馬やぶさめを奉納したのが始まりで、以来将軍家の信仰が厚く流鏑馬が奉納されるようになりました。

現在では、高田馬場の流鏑馬は新宿区の無形文化財に指定されています。

 

知る人ぞ知る「一陽来復御守」とは

穴八幡宮「一陽来復御守」

「一陽来復」とは
陰の気が極まって陽の気に転じていくこと
悪いことが続いたあとようやく物事が良い方に向かうこと
という意味があります。

また、冬至のことを指しますが、この日を境に太陽の力が再び回復していくことから、これより先は運が向いてくるとされています。

つまり冬至は、運気が上昇に転じる日。

悪いこともここでリセット! これから運気が上昇に向かうしかない!というわけです。

「一陽来復御守」が冬至の日から配られる理由は、ここにあったのですね。

 

さらに、お祓いされた金柑と銀杏が入っていること、冬至から連想される柚子には”融通が効く”と願いが込められていることから、”金銀融通のお守り”とも言われています。

お守りの頒布が開始される冬至の日には、境内を通り越して周辺道路にまで列が及ぶのだとか。

寒い中、わざわざ並んででも手に入れたいお守りなのです。

 

御守には二種類あり、壁に貼る定番の「一陽来復御守」(初穂料1,000円)と、お財布などに入れて携帯できる「一陽来復懐中御守」(初穂料400円)があります。

並んでいる方を見ていると、両方いただく方も多いようです。
私もせっかく並びましたので、二ついただいてきました。

さらに、黄色い袋状の「福財布」(初穂料1,000円)も人気です。
二重になっていて、なかには福銭が縫いこんであります。

通帳や銀行印や宝くじなど、お金にまつわるものを大切に保管しておくのに良いですね。

 

2023年冬至~2024年節分 お守りの頒布期間について

次回の頒布期間について穴八幡宮の宮司さんに電話でお伺いしました。

時間の詳細や、「例年通り冬至から節分、日にちは暦通りです」とご回答いただきましたので、以下にまとめています。

 

2023年12月22日(金)~2024月2月3日(土)

12月22日冬至 :午前5時~午後9時
12月23日~12月31日 :午前8時~午後7時
1月1日~2月3日節分 :午前9時~午後5時

 

穴八幡宮 境内

私は、1月下旬のお日柄の良い日で40分ほど並びましたが、だんだんと人数が増えていきました。

中には3つ4つ購入する強者も。

冬至の日には徹夜組がいたり、数時間待ちとの口コミも見かけました。
やはり大人気なのですね。

並んでいるうちに足元から冷えてきますので、寒さ対策はお忘れなく。

出店ではあたたかい甘酒も売っていますので、冷えた体を温めてくれますよ。

 

金運アップしたいなら厳守! 「一陽来復御守」お祀りのルールとは

無事お守りを手に入れたとしても、それだけで金運アップというわけではありません。

このあとに最重要任務が待ち受けています。

「一陽来復御守」には、お祀りする日時・場所・方角が決められているのです。

 

お祀りする日時

冬至・大晦日・節分の夜中の12時。

例えば、2023年の冬至ならば、12月22日の夜中12時ちょうど、つまり日付の変わる瞬間の午前0時です。

間違えないようにしましょう。

 

お祀りする場所と方角

お守りを貼る方向は、その年の恵方。

2024年度(2023年冬至から2024年節分の頒布)の恵方は、東北東です。

正確には、「甲(きのえ)」=75°の方角となります。

家の中心からお守りの文字を恵方に向けて、反対側の壁か柱のできるだけ高いところに貼ります。

 

この時の注意点として、お守りは直接画びょうで刺さず、のりか両面テープで貼ります。

絶対に落ちないようにしっかりと貼ることも重要です。

 

実際に「一陽来復御守」を貼りました!

初めて「一陽来復御守」を貼るという方にもわかりやすいように、実際に行った流れをご紹介します。

実は、今回私も初めてでしたが、早速失敗もしてしまいました!

宮司さんに教えていただいた対処法とともにお伝えしたいと思います。

穴八幡宮「一陽来復御守」

1.部屋の中心を求める

お守りを貼る部屋の中心を求めます。
家族が集まるリビングなどが良いでしょう。

私はここで、”部屋の中心”を”家の中心”と勘違いしてしまったのです。

最後まで気がつかず、そのままお守りも貼ってしまいました。

こんな失敗をされる方はそうそういらっしゃらないと思いますが、気をつけてくださいね。

”一つの部屋の中心”が正解です。

 

2.コンパスを置き、恵方を割り出す

中心にコンパスの中心が重なるように置き、恵方を出します。

ちなみにスマートフォンのコンパスアプリを使えば、方位角が数値で表示されるので便利です。

この方位が、お守りの正面が向く方向になります。

 

3.台紙を壁に貼る

本来、お守りは直接壁にのりで貼るものですが、できない場合は白い台紙を用意して事前に恵方と反対側の壁の高いところにピンで刺しておくと便利です。

この時、あらかじめ両面テープを台紙に貼っておくと、貼る際に慌てずに済みます。

 

私は、露店で売っている金の台紙を購入していたのですが、調べているといろんな情報が溢れていて迷ってしまいました。

台紙について宮司さんにお伺いしたところ、「できれば白いものが良いですね。白は“清浄”をあらわしますから。」

というお言葉に、なるほどとすっきり納得できました。

わざわざ購入されるようでしたら、白い厚紙で十分でしょう。

 

4.節分の24時ちょうど、お守りを貼る

さあ、いよいよ「一陽来復御守」を貼る時です。

両面テープをはがしておいて、お守りを恵方に向けて手を構え、24時00分になったらペタっと貼ります。

さて、間違えて家の中心から見た恵方に向けて貼ってしまった私ですが、この点についても再度お尋ねしました。

「貼り直しは効かないので、恵方が合っていれば今年はそのままお祀りしていただいて大丈夫ですよ」

と教えていただきました。

 

例えば、恵方を間違えたときや剥がれ落ちてしまった場合など、いかなる時も貼り直しは許されません。

一年間は動かしてはいけない決まりになっています。

その場合は、頒布期間中であれば新たにお守りを授かって、大晦日や節分に貼れば問題ありません。

絶対に落ちないように、しっかりと事前準備をしっかりしておけば安心ですね。

 

穴八幡宮には他にも見逃せないスポットが満載!

それでは、代表的なご利益のあるスポットを見ていきましょう!

第一鳥居の「亀腹」

穴八幡宮「亀腹」

柱の基礎の部分は、建築用語で「亀腹かめばら」と呼ばれ、漆喰で固められているのが通常です。

ところが、穴八幡宮の柱は文字通り”亀さん”が支えているのです。

亀は縁起の良い出来事を運ぶ、金運アップの象徴ととらえられることもあるようです。

それにしても、小さな体で一生懸命柱を支えているように見えて、健気な姿に心打たれました。

 

布袋像の水鉢

穴八幡宮「布袋像の水鉢」

布袋像が水鉢を抱えるのは珍しい形となっており、現在、新宿区の有形文化財に指定されています。

本物は非公開ですが、境内にはレプリカが設置されていて撫でて祈願することができますよ。

布袋様のご利益は、開運・子宝・良縁・夫婦円満・商売繁盛・無病息災などで知られています。

参拝者がみんな撫でていくので、顔やおなか、手足がつるつるぴかぴか。
穴八幡宮と合わせて様々なご利益が得られそうですね。

 

御神木

境内には、目を見張るほど大きく、立派に根を張った御神木があります。

思わずパシャリ。

穴八幡宮「ご神木」

後で調べてみると、根が地上にまで出ていることから、”根上がり”と”値上がり”をかけて、金運アップのご利益があるとされているようです。

どこまでも金運にご利益がありそうな神社です。

 

神武天皇遥拝所

穴八幡宮「神武天皇遥拝所」

ここに立ち寄る方はほとんど見かけませんでしたが、なんだか気になったので参拝しました。

初代天皇・神武天皇がお祀りされている、奈良県の「橿原神宮かしはらじんぐうを拝むことができます。

 

所在地・アクセス

〈所在地〉

〒162-0051 東京都新宿区西早稲田2-1-11

〈アクセス〉

■地下鉄東西線「早稲田駅」から徒歩3分
出口から左手方向に、穴八幡宮の鳥居が見えます。

■地下鉄副都心線「西早稲田駅」から徒歩12分

■地下鉄副都心線「西早稲田駅」から徒歩12分

■都電荒川線「早稲田駅」から徒歩10分

 

社務所受付時間


・午前9時~午後5時 

・TEL:03-3203-7212

「一陽来復御守」頒布期間は、御朱印の授与はありません。
置き紙での対応もされていませんので、ご注意ください。

 

まとめ

江戸時代から続く、金運のパワースポットとして有名な穴八幡宮。

冬至から節分までの間にだけ授かることができる「一陽来復御守」は、金銀融通のご利益があるとして毎年たくさんの人が押し寄せます。

一生お金に困らなかった、お金の巡りが良くなる、お金持ちの家には必ずこのお守りが祀ってあるなど、金運にまつわる口コミが絶えません。

今回、初めてお守りをいただきましたが、恵方やお守りの角度、貼る時間、絶対にはがれないように気を遣うなど、一つ一つの作業に細心の注意を払いました。

手に入れるのも一苦労、お祀りするにも細かいルールがある「一陽来復御守」ですが、一年に一度しっかりと心を込めてお祀りしてこそ、ご利益を授かることができるかもしれません。

 

私は参拝後、まさに今読んでいただいているこの記事がお仕事につながり、こうして掲載していただけることになりました。

早速ご利益を実感しています。
穴八幡宮恐るべし!!です。

気になられた方は、ぜひ一度参拝にお出かけください。

 

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