安房神社は日本三大金運神社でイヤシロチの聖地エネルギー満載【千葉県一之宮】

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安房神社、鳥居 ©仰木一弘 with LeicaQ


「イヤシロチ」
という言葉はご存知ですか?

それは、生命力が盛んになる場所と言われています。

また、科学的には地球のもつ磁気が強い場所とされますが、房総半島の南に位置する安房あわ神社」は「イヤシロチ」として有名です。

さらに 「安房神社」 は、日本三大金運神社のひとつであり金運アップの神社としても知られています。

そして、この場所は、日本列島を龍の形に例えると玉を持つ爪の部分に当たるため、つかんだ運は離さないとされ、ご利益の多いパワースポットとして人気があります。

 

 

【ご利益】多くの神様の総合的なご利益がさずかれる神社

「安房神社」は、「上の宮」と「下の宮」に分かれていて、上の宮が本宮となります。

「上の宮」には、日本における全ての産業創始の神がまつられていて、ものつくり、事業繁栄、商売繁盛、技術向上、学業向上、金運アップに特にご利益があるそうです。

そして、「経営の神様」として知られる船井総合研究所の創始者の故「船井幸雄氏」が、「お金に困りたくなかったら、ここをお参りするといい」と「安房神社」を、3つの神社の一つとしてあげられました。

そのため、山梨県富士吉田の「新屋山あらややま神社・奥宮」と石川県白山市の「金剱宮きんけんぐう」とともに「日本三大金運神社」の一つとされています。

 

また、妃神様もまつられ、夫婦神ということから夫婦円満、恋愛成就、子授け、安産祈願などのご利益もあります。

そして、相殿神あいどのしんとして共に五柱の神様がまつられていますが、いずれもものつくりに関係するご利益があり、クリエイターの方にも人気があるそうです。

 

「下の宮」には、開拓の神がまつられ、新しく未開の地を切り開く粘り強さと集中力を授けていただけます。

開拓から転じて新しい今までと違った縁を結ぶともいわれているそうです。

 

イヤシロチのエネルギーに包まれる境内

イヤシロチとは、心地よい場所であり、生命力が盛んになる地という意味があるそうです。

ちなみに反対の場所は「ケガレチ」。

「安房神社」は、イヤシロチであり、境内は清々しい空気に包まれ、訪れるとどこか心身が軽くなるようなエネルギーをいただくことができるとされています。

なかでも、樹齢500年を超えるといわれているご神木のまきの木には、清浄で力強いエネルギーが感じられます。

 

神聖なエネルギーをいただく「お水取り・お砂取り」

「お水取り」は、神社の背後にある吾谷山あづちやまから湧き出る山水を、「お砂取り」は、境内の清浄な砂をいただくことができます。

いずれの場合も最初に受付をし、外界のけがれを清めるために、必ずおはらいを受けてからになるそうです。

(玉串料:3,000円以上)

 

巨岩をくりぬいた「厳島社」

「上の宮」拝殿前の巨岩をくりぬいてまつられた末社「厳島社」

この巨岩は、古代に信仰の対象でもあった磐座いわくらという説もあり、強いエネルギーを感じることができます。

ご祭神は市杵島姫命いちきしまひめのみこと

日本神話に登場する「天照大御神あまてらすのおおみかみ」から生まれた女神で、宗像三女神むなかたさんじょしんの一柱です。

水の神・海上交通を守護する海の神ですが、仏教の弁財天と同じ神とみなされることもあります。

 

こんぴらさんの分霊をまつる「琴平社」

「安房神社」の末社2社のうち、もう1つが琴平社ことひらしゃです。

ご祭神は海上交通・航海安全の神「大物主神おおものぬしのかみ」。

大国主命おおくにぬしのみことと同じ神とされ、その和魂にぎたま荒魂あらたまに対して神霊の穏和な作用をさすともいわれています。

 

【所在地・アクセス】「龍の爪」にあたるパワーが宿る場所

北海道を頭として日本列島を龍の形に例えると、房総半島の南端にある「安房神社」は龍が玉を持つ爪の部分に当たるそうです。

イメージできますでしょうか?

北海道が龍の頭、沖縄や南西諸島が尾の端になり、東京湾は龍の玉の部分、千葉県は龍の手の部分となります。

この龍の爪に当たる地形にあることから、パワーの宿る場所とされているそうです。

住所は館山市になりますが、JR館山駅から少し離れているので、車でのアクセスが便利です。

 

<所在地・電話番号>

住所:〒294-0233 千葉県館山市大神宮589番地
TEL:0470-28-0034

 

<アクセス>

■車をご利用の方:

〈東京方面から〉

・京葉自動車道を利用(途中から館山自動車道)

・館山自動車道を館山方面へ、終点の「富浦IC」で下りて館山バイパス(国道127号線、国道410号線)へ
「コメリホームセンター大神宮店」を過ぎてすぐに左折

 

〈神奈川方面から〉

・東京湾アクアラインを利用し「木更津方面」へ

・館山自動車道からのアクセス方法は同じ

 

〈佐倉・成田方面から〉

・東関東自動車道を利用し「東京方面」へ

・「宮野木ジャンクション」で京葉自動車道に乗り換え館山方面へ

・京葉自動車道からのアクセス方法は同じ

*無料駐車場:約50台収容

 

■電車をご利用の方:

・東京・千葉方面からJR内房特急「さざなみ号」に乗車し「館山駅」で下車
(直通がないため「蘇我駅」か「千葉駅」で乗り換えとなります)

・館山駅東口JRバス2番線「神戸かんべ経由安房白浜行き」に乗車
「安房神社前」で下車して徒歩約10分

 

■高速バスをご利用の方:

・東京駅八重洲南口にあるハイウェイバス乗り場から「房総なのはな号」に乗車 し「館山駅前」下車(座席指定制)

・「館山駅前」からは電車でのアクセスと同じく、館山駅東口JRバス2番線「神戸かんべ経由安房白浜行き」に乗車「安房神社前」で下車して徒歩約10分

 

【ご祭神・ご由緒】起源はなんと紀元前660年

【ご祭神】

〈上の宮〉

■主祭神:天太玉命あめのふとだまのみこと

別称:布刀玉命ふとだまのみこと

天照大御神あまてらすおおみかみ」のおそばにつかえた神様

中臣氏なかとみうじとともに、古代朝廷の祭典を取り扱った忌部氏いんべうじ祖神おやがみにあたります。

天岩戸あまのいわと神話」では、「天照大御神あまてらすおおみかみ」が弟神「須佐之男命すさのおのみこと」の乱暴な振る舞いに怒り、天の岩屋にお隠れになりました。

その時に、「天照大御神あまてらすおおみかみ」を外に招き出すための儀式を行った神様です。

 

また、神々を指揮され、儀式に必要な鏡、玉、神にささげる織物、たてほこといった武具、社殿の造営などを担当されました。

このようなことから、日本における全ての産業の総祖神とされ、積極性を身に付けたり、組織のリーダーとしての資質もさずけていただけるそうです。

さらに、神の霊力が高いゆえ心願成就・必勝祈願にもご利益があるとされます。

 

相殿神:天比理刀咩命あめのひりとめのみこと

主祭神「天太玉命あめのふとだまのみこと」の妃神。

岩戸に隠れた「天照大御神あまてらすおおみかみ」を引き出すため、岩戸の前で踊りを踊った女神とされます。

別名を洲神すさきのかみといい、千葉県館山市にある「洲崎すさき神社」及び「洲宮すのみや神社」の主祭神としてまつられています。

 

相殿神:忌部五部神(忌部氏の祖)

・「櫛明玉命くしあかるたまのみこと

装飾・美術の神。
芸術の向上、美術系大学の合格祈願などに特に強いご利益があるとされます。

 

・ 「天日鷲命あめのひわしのみこと

紡績ぼうせき業、製紙業の神。
アパレル等の衣料品業界、書籍関係などにご利益があるとされます。

 

・ 「彦狭知命ひこさしりのみこと
・「手置帆負命たおきほおひのみこと

2柱の神々は林業・建築業・武器・製造業の神。
さらに、ものつくりにもご利益があるといわれています。

 

・「天目一箇命あめのまひとつのみこと

金属鉱業の神。
金属加工業、製鉄業など金属関係を扱う業種にご利益があるそうです。

 

〈下の宮〉

下の宮には、「天太玉命あめのふとだまのみこと」の孫神天富命あめのとみのみことと、兄弟神天忍日命あめのおしひのみことがまつられています。

ともに開拓の神様としての信仰があります。

新しい土地に乗り出し、未開地を切り開いていく心の強さと粘り、集中力、チャレンジ精神のご利益があるとされます。

 

【ご由緒】

社伝によると 「安房神社」 の始まりは、初代の「神武じんむ天皇」が即位された西暦紀元前660年と伝えられます。

「神武天皇」の命令を受けられた天富命あめのとみのみこと(下の宮ご祭神)」は、肥えた土地を求め最初は阿波国あわのくに(現在の徳島県)に上陸。

麻やかじ(紙などの原料)を植えて開拓し、さらに肥えた土地を求めて、はるばる房総半島南端に上陸されました。

そこから格別にいい麻が収穫できたことから、この地を麻を意味する古語「ふさ」より「総の国」と名付け、上陸したところを阿波(後に安房)と呼んだと伝わります。

そして、「天富命あめのとみのみこと」が、上陸地である布良浜めらはまに、ご先祖にあたる天太玉命あめのふとだまのみこと」と「天比理刀咩命あめのひりとめのみこと」をまつられたことが「安房神社」の始まりとされています。

その後、現在の場所へうつされ、天富命あめのとみのみこと」と「天忍日命あめのおしひのみこと」をまつる「下の宮」の社殿もあわせて造られました。

 

平安時代には、「延喜式神名帳えんぎしきじんみょうちょう(官社に指定されていた全国の神社一覧)」に記載され名神大社みょうじんたいしゃとして、国家から崇敬を集めます。

鎌倉時代になると、「鶴谷つるがや八幡宮」が源氏の八幡信仰の流れで主流となりますが、それでも安房国一之宮として重要視されました。

そして、明治時代には新たな近代社格制度(新たに神社を等級化した制度)が制定され、官幣大社かんぺいたいしゃという最高位の社格をたまわりました。

終戦後には、神社本庁が神社の由緒や活動状況を考えて定める別表神社べっぴょうじんじゃの指定を受けています。

 

千葉県指定記念物の「安房神社洞窟遺跡」

境内にある洞窟は、関東大震災の復旧工事で井戸を掘っている時に偶然発見された海食洞窟(海岸の崖に波で浸食されてできた洞窟)です。

洞窟の中からは縄文時代の多数の抜歯跡のある人骨、200点以上の貝輪、弥生式土器(縄文式土器との説もあり)などが出てきています。

 

調査後は埋め戻され、現在見ることができませんが、千葉県を代表する遺跡として千葉県記念物(史跡)に指定されました。

忌部塚いんべづかと呼ばれていますが、「天富命あめのとみのみこと」をまつったとされていることから、洞窟から出てきた人骨は先祖である忌部氏いんべうじと考えられ、この名がつけられたそうです。

 

【社務所受付時間】

午前9:00〜午後4:30

*新型コロナウイルスの影響で流動的なため、事前に電話で確認することをおすすめします。

 

【御朱印】

・授与所にて:午前9:00〜午後4:30
・御朱印代:¥500
・オリジナルご朱印帳:¥1,500(御朱印代は含みません)

オリジナル御朱印帳は黒色、朱色の2種類になります。

 

 

【主な祭礼】

例祭

8月10日

1年間の祭典の中で最も重要とされ、浜降祭はまおりさい磯出いそでの神事」とも呼ばれます。

天富命あめのとみのみこと」の安房開拓が実現してから毎年、各地の忌部氏いんべうじが集り「安房神社」に参拝したことにちなんで行われる神事です。

かつては毎年、近くの9社から「安房神社」へ神輿みこしが集まっていた神輿渡御ですが、現在では担ぎ手不足もあって行なわれていないそうです。

 

まとめ

千葉県館山市に鎮座する「安房神社」は、長い歴史を誇る古社。

「イヤシロチ」、「日本三大金運神社」の一つとして有名です。

また、日本列島を龍の形に例えると、「龍の爪」の部分にあたることから、まさにパワーが宿る場所。

上の宮には「天太玉命あめのふとだまのみこと」をはじめとするものづくりに関係する神々がまつられ、事業繁栄、商売繁盛、技術向上、心願成就などのご利益があるとされます。

また、下の宮には開拓の神がまつられていて、新しく未開の地を切り開く粘り強さと集中力をさずかれるそうです。

ぜひイヤシロチのエネルギーで癒されながら、多くの神様からご利益をさずかり、運気をパワーアップさせてはいかがでしょうか。

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