玉前神社、拝殿 ©2019 仰木一弘 with LeicaQ

 

関東屈指のパワースポットといわれる「玉前たまさき神社」。

それは富士山と出雲大社を結ぶレイライン上にあって、その最も東の起点にあること。さらに、風水学的に東京から見て最大の吉方位にあるからです。

月の働きをつかさどる海の女神様がまつられていることから、縁結び・子授け・安産などにご利益があるとされ、女性を守護する神社としても知られています。

特に、女性に人気があるお守り「月日守り」御珠守みたままもりは、おみやげにもオススメです。

 

【ご利益】「源頼朝」公が妻の安産祈願をされた神社

玉前神社、鳥居 ©2019 仰木一弘 with LeicaQ

縁結び、子授け、安産、子育てなど

ご祭神に「神武じんむ天皇」の母玉依姫命たまよりひめのみことがまつられていることから、母性を守護するパワースポットとしても有名です。

古くは「源頼朝」公も妻・政子のご懐妊かいにんのとき安産祈願されたことから、恋愛成就を願う女性たちも多く訪れるそうです。

また、新しく始まる事に関係する起業・再生などに守護があるとされ開運・商売繁盛の祈願に訪れる方もいらっしゃいます。

そして、このようなご祭神のご利益とともに、日本の東の端に位置する神社としての信仰があります。

 

聖地を結ぶレイライン「御来光の道」

引用:ホテル一宮シーサイドオーツカ

レイラインという言葉はご存知ですか?

レイライン(ley line)は、古代の遺跡には直線的に並ぶよう建造されたものがあるという仮説のなかで、その遺跡群が描く直線をさす。
レイラインが提唱されているケースには古代イギリスの巨石遺跡群などがある。
引用元:ウィキペディア(Wikipedia)

遺跡や聖地が一直線に並ぶ不思議な現象は偶然なのか、何かしら意味があるのか、様々なラインが世界中で調べられています。

日本でもいくつか聖地を結ぶ直線が見つかっていて、その中の一つが当社を含んだ「御来光の道」とよばれるものです。

当社は、東の起点といわれ、春分と秋分の日には東を向いている「一の鳥居」を九十九里の海から上った太陽が照らします。

そして、日の出の位置と当社をむすんだ延長線上には

  • 寒川さむかわ神社(神奈川)」
  • 「富士山頂(静岡)」
  • 竹生島ちくぶしま(滋賀)」
  • 皇大こうたい神社(京都)」
  • 大神山おおがみやま神社(鳥取)」
  • 「出雲大社(島根)」

という名だたる聖地がつながっています。

 

土地のエネルギーをさずかる「ご神水」

玉前神社、御神水 ©2019 仰木一弘 with LeicaQ

 

当社は、東京から見て最大の吉方位にあたるため、お水取りの霊場として信仰されています。

ご神水は井戸から24時間自由にいただくことができ、飲むことも出来ますが、鉄分をたくさん含んでいるため、すと飲みやすいそうです。

また、9日間飲み続けると、吉方位の力をさずかることができるといわれています。

ご神水は、持ち帰ることもできますので、ペットボトルを持参するか、神社オリジナルのペットボトルを購入すれば大丈夫です。

さらに、「ご神水」だけではなく、当社ならではの「ご神砂」「ご神塩」も授与していただけますので、パワーをお持ち帰りできます。

 

パワーが集まる「さざれ石」

玉前神社、さざれ石 ©2019 仰木一弘 with LeicaQ

 

ご神水がある場所の近くに国歌「君が代」に歌われている「さざれ石」があります。

さざれ石は、もともと小さな石が集まって、自然の力で一つの大きな岩の塊に変化したもの。

そこにはパワーが集まっていますので、ぜひチェックしてみてください。

ちなみに、隣の石碑に刻まれた文字は、「橋本龍太郎」元首相の筆によるものです。

 

ご神木「子宝・子授けイチョウ」

玉前神社、御神木 ©2019 仰木一弘 with LeicaQ

 

境内には、千葉の県木イヌマキをはじめ、「なんじゃもんじゃ」とも呼ばれるイスの木など様々なご神木があります。

その中でも子宝に恵まれると評判なスポット「子宝・子授けイチョウ」は、女性の参拝客が後をたたないそうです。

イチョウが3本仲良く並んでいて、向かって右がお父さんぎんなん、真ん中が子ども、向かって左がお母さん。

右、左、真ん中の順に両手で触れて子宝を願うとご利益があるとされています。

 

幸運を呼ぶ「はだしの道」

玉前神社、はだし道 ©2019 仰木一弘 with LeicaQ

 

「西山」と呼ばれる小さな岩山の周りに玉砂利が敷きつめられているところが、パワースポット「はだしの道」。

はだしで玉砂利の上を3周歩くと願い事がかなうといわれています。

鳥居の中に入り時計回りに歩くのですが、1周まわって無垢むく(煩悩のけがれがなく清らかなこと)となり、2周まわって気を入れて、3周まわって気を満たすことになるそうです。

昔の人は海から寄せられた石に霊力を感じて、光り輝く神としてまつっていたとされます。

土地のパワーを足元からも感じてみてはいかがでしょうか。

 

【所在地・アクセス】房総半島九十九里浜の最南端に鎮座

千葉県で最も早く初日の出をおがめる神社の一つといわれています。


【所在地・電話番号】

〒299-4301 千葉県長生郡一宮町いちのみやまち一宮3048
TEL :0475-42-2711


【アクセス】

■電車をご利用の方:

・最寄り駅JR「上総一ノ宮駅」から徒歩約8分

東京駅からはJR京葉線「蘇我駅」にてJR外房線へ乗り換え
または、JR総武線「千葉駅」にてJR外房線へ乗り換えて約1時間30分

特急「わかしお」は約1時間でアクセスできて便利です。

 

■車をご利用の方:

九十九里波乗り道路「一宮IC」下車、国道128号経由で約10分

*無料駐車場:約50台収容

 

【ご祭神・ご由緒】初代天皇の母神は女性守護と海の神様

【ご祭神】

玉前神社、絵馬 ©2019 仰木一弘 with LeicaQ

玉依姫命たまよりひめのみこと

海神豊玉姫命とよたまひめのみこと」の妹神神武じんむ天皇(初代天皇)」の母神です。

豊玉姫命とよたまひめのみこと」は夫「日子火火出見命ひこほほでみのみこと」の故郷の海浜で「鵜茅葺不合命うがやふきあえずのみこと」をご出産。

その後、妹の「玉依姫命たまよりひめのみこと」にその御子の養育をまかせて、海へ去られたと伝わります。

 

乳母うばになられた「玉依姫命たまよりひめのみこと」は、のちにご自身が育てられた鵜茅葺不合命うがやふきあえずのみこと」と結婚し、「神武じんむ天皇」をご出産されました。

このような神話からも、人の精神にかかわること、縁結び、月の物、子授け、出産、養育といった、女性の心身にまつわる神秘的な働きは「月」をつかさどる「玉依姫命たまよりひめのみこと」のお導きによるとされています。

 

【ご由緒】

玉前神社、案内板 ©2019 仰木一弘 with LeicaQ

 

伝承によると、「神武じんむ天皇」もしくは「景行けいこう天皇」の時代が始まりとされていますが、戦火で社殿や記録等が焼けたため、詳しい年代は不明です。

ただし、毎年行われる例祭は1200年の歴史があることから、少なくともそれ以上前であることは間違いないとされています。

平安時代にまとめられた「延喜式神名帳えんぎしきじんみょうちょう(全国の神社一覧)」では名神大社みょうじんたいしゃとされ、上総国一之宮として崇敬をあつめました。

ちなみに一宮町いちのみやまちの名前は、鎌倉時代に当社の荘園(私有地)が成立し、「玉前庄」とよばれ治められていたことに由来するそうです。

当社が上総国一之宮だったことから、こちらの土地一帯が「一宮庄」とよばれるようになり、その名称が広まって現在の一宮町となったのです。

 

また、鎌倉時代から江戸時代にかけて、武家の崇敬もあつめ「徳川家康」から神田しんでんの寄付をいただいています。

明治4年には、近代社格制度(新たに神社を等級化した制度)において国幣中社こくへいちゅうしゃとされました。

戦国時代の戦火で焼けた社殿ですが、現在の社殿は江戸時代に造られたものです。

美しい黒漆くろうるし塗りの社殿は、千葉県指定文化財に指定され、本殿と拝殿を幣殿へいでんでつなぐ珍しい権現ごんげん造りの重厚なものとなっています。

 

【社務所受付時間】

玉前神社、授与所

午前8:00〜午後5:00

 

【御朱印】

授与所または総合案内所でいただくことができます。

・受付時間:午前8:00〜午後5:00
・御朱印代:¥300
・オリジナル御朱印帳:¥1,200 (御朱印代は含みません)

オリジナル御朱印帳は、九十九里浜の海に太陽が描かれた美しいデザイン。
色は白・紺・オレンジの3種類です。

 

玉前神社 御朱印 by.仰木一弘

 

また、当社には珍しいお守りがあります。

サーファーが多く訪れる九十九里浜にある当社ならではの「波乗守」

波からお守りしていただける他に、人生の荒波に耐えて開運をもたらしてくれるというご利益があるそうです。

 

そして、月の満ち欠けをモチーフにした紫色のお守り袋がかわいい「月日守り」女性の毎月のリズムを正すご加護があるとされます。

それから、女性に特に人気なのは、海で育った真珠の粒が入っている御珠守みたままもり

人工的に丸くしたものではなく、自然のままの様々な形の真珠で作られています。

そして、不完全であるからこそ魅力があって、輝き続けるというコンセプトがあるそうです。

 

【主な祭礼】

上総十二社祭り

9月8日~14日

房総最古の「浜降り神事」といわれています。

ご祭神である「玉依姫命たまよりひめのみこと」が上陸したとされる釣ヶ崎に、その一族である神々が年に1度集まることに由来するそうです。

古い時代の儀式を今に伝える貴重なものとして、千葉県の無形民俗文化財に指定されています。

 

毎年9月8日~14日にかけて行われ、通常13日が例大祭(神幸祭)です。

境内では、県指定無形民俗文化財上総神楽かずさかぐらが奉納され、子育てのご利益にあやかった稚児ちご行列や、神輿みこしくぐりの子供達でにぎわいます。

そして、13日の例大祭(神幸祭)は、神輿をかつぐ人々が裸に近い姿で波打ち際を走ることから「上総の裸まつり」の名前で親しまれています。

お神輿をかつぐ2500人余りの裸の男たちが、大海原おおうなばらを背に疾走する光景が勇壮かつ圧巻です。

 

まとめ

玉前神社、狛犬 ©2019 仰木一弘 with LeicaQ

 

「玉前神社」は、千葉県九十九里浜の最南端に鎮座し、1200年以上の歴史と上総国一之宮として格式のある神社です。

海の女神「玉依姫命たまよりひめのみこと」をまつり、古くから女性、特に母性を守護する神社として、縁結び、子授け、安産、子育てなどにご利益があるとされてきました。

また、レイラインの東の起点、東京からの最大の吉方位にあたり、土地のエネルギーが強いことから、心を浄化したい方にとっての開運パワースポットでもあります。

境内には、「子授けイチョウ」「さざれ石」「はだしの道」などがあり、パワーを惜しみなく与えてくれる「玉前神社」へ、ご利益をさずかりに足を運んでみてはいかがでしょうか。

おすすめの記事