日光二荒山神社、門柱©仰木一弘 wih LeicaQ
栃木県日光市といえば「日光東照宮」が有名ですが、修学旅行などで訪れた方もいらしゃるかもしれませんね。
その隣に「日光東照宮」と「輪王寺」とともに「日光の社寺」として世界遺産に登録されている「日光二荒山神社」がたたずんでいます。
こちらの本社、中禅寺湖畔の「中宮祠」、男体山(二荒山)山頂に「奥宮」と各地にわかれ、日光連山、華厳の滝、いろは坂など観光名所も含む広大な神域は、「伊勢神宮」に次いで2番目の広さです。
また、「日光二荒山神社」は日光山信仰の始まりとなった古社で、ご神体の男体山には招福や縁結びの神様「大己貴命」をまつっています。
人とのご縁だけでなく、お金、仕事、健康などトータル的なご縁のご利益があるとされ、良いご縁を結ぶパワースポットとして人気です。
【ご利益】あらゆるご縁を結ぶ
ご祭神に親子三神がまつられていることから、縁結びや安産のご利益があるとされ、中でも「大己貴命」はあらゆるご縁を結ぶ神様として知られています。
「伊勢神宮」の次に広いとされる神域には、離れた場所に本社、中宮、奥宮の3社がたたずんでいます。
さらに本社には「滝尾神社」「本宮神社」2社の別宮があり、広大なパワースポットエリアとなっています。
それでは、「本社」のご利益のあるスポットから紹介していきますね。
パワーストリートを通って境内へ!
「日光二荒山神社」とお隣の「日光東照宮」をつなぐ参道「上新道」は、別名「パワーストリート」の呼び名でも親しまています。
実は、2社の気が合流しているとされ、東照宮側から「日光二荒山神社」へ向けてこの参道を歩くと強力なパワーが得られるとか。
杉の木と灯篭が並ぶ神聖な雰囲気に包まれた道を通り、良縁祈願といきましょう!
縁結びのご神木巡り
境内のあちこちで縁結びのご神木を目にしますが、そのことも縁結びの神社とされる理由の一つとなっています。
神門の周辺には、杉に楢が宿り木した「縁結びのご神木」、ひとつの根から2本の杉の木が寄りそうようにはえている「夫婦杉」、同じくひとつの根から3本の杉が父、母、子のように並ぶ「親子杉」がそびえています。
特に杉の木と楢の宿り木は珍しいということですが、「杉楢一緒(すぎならいっしょ)に」と、「好きなら一緒に」という語呂合わせから、縁結びのご利益があることで有名です。
また、神苑エリアにある、幹の太さ約6.35m、高さ約60mの境内随一とされる巨木のご神木は必見!
次に、拝殿の向かって左の「神苑エリア」をご紹介します。
(有料:大人200円・小中高生100円)
良縁・金運・健康運のご利益があるとされる見所が満載です。
神宿る霊泉とされる「二荒霊泉」
ご本殿背後の洞窟から湧き出る薬師の霊水と、別宮「滝尾神社」の天狗沢から湧く酒の泉、この2つの清らかな水を神苑にひいてきて「二荒霊泉」となずけたとされます。
この霊水は、「知恵の水」「酒の泉」「若水」の3種類があり、古くから知恵がつく、目の病にきく、若返る水として親しまれ、飲んだり触れたりすることでご利益があるとされています。
飲む以外にも、普段身につけているアクセサリーなどを洗うのも良いそうです。
また、こちらはお水取りをして持ち帰ることができます。
大木のご神木胎内くぐり
「日光二荒山神社」では、倒木や枯れ枝の落下のおそれがある木々を伐採する作業が行われています。
内側が空洞のため危険な木として伐採された、樹齢550年のご神木。
横倒しになっているご神木の幹の中(胎内)を参拝者がくぐることで、ご利益をいただけるそうです。
入り口にある鈴を鳴らして大木ををくぐり抜けると、魂が浄化され、新たに生まれ変わるとされています。
なかなかできない経験ですから、ぜひくぐってみてくださいね。
小槌をふって金運アップ!
「大国殿」には、「大己貴命」と同一視される「大国主命(=大国様)」がまつられています。
お社には小槌を持たないで、手で招いている「招き大国」という大国様の絵が飾ってあります。
面白いことに、本来大国様が手に持っているはずの小槌が置かれているため、参拝者がこちらを振ってお参りするとのことです。
金運アップ、そして幸運を招くことができるといわれています。
境内で最も神聖なパワースポット「高天原」
「大国殿」の裏には、しめ縄が張りめぐらされた結界によって、神界と人間界が区切られている空間「高天原」があります。
神が降りる場所とされ、最も神聖なパワーが満ちているとされます。
ちなみに4月に行われる「日光弥生祭」には、こちらにご祭神・三柱の神々が神輿に乗って集います。
深い敬いの気持ちを持って、最強のパワーをいただきましょう!
他にも健康の守護「日枝神社」、学業や縁結びにご利益があるとされる「朋友神社」などの末社にも参拝されてみてくださいね。
それではさらに運気をアップするために、縁結びと子宝祈願のご利益が有名な別宮「滝尾神社」へ。
「滝尾神社」は、本社の約1キロほど離れた山の中にたたずみます。
30分くらい石畳の敷かれた山道を歩くことになるので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
ちなみに、車で近くまで行くこともできますが、車道が狭いためすれ違いにはご注意ください。
運試しの鳥居にチャレンジしましょう
入り口には鳥居の上部の真ん中に穴が開いている、「運試しの鳥居」があります。
5m程離れた目印の線から丸い穴に小石を3つ投げ、穴を通った石の数で運を試すというものです。
こちらの鳥居を奉納した徳川3代目将軍「家光」の家臣「梶定良」が、自身の運試しのために小石を3つ投げたところ、見事に穴を通ったことが由来といわれています。
子宝祈願には「安産子種石」
霊石「安産子種石」は、古くは「子種権現」といわれ、子供がさずかりますように、安産でありますようにと祈ると子宝に恵まれ、無事安産になるという信仰があったそうです。
それは、「滝尾神社」にまつられる「田心姫命」が、縁結びの神「大己貴命」の妻神であり、「味耜高彦根命」の母であることから、子授け、安産の神とされていることが由来といわれます。
こちらの霊石のかけらが入った「安産子種石御守り」が、本社の社務所で授与していただけます。
夫婦で持つように、青と赤の2つのお守りになっています。すごいパワーがありそうですね。
良縁に恵まれる「縁結びの笹」
唐門の両脇には、石柵の中に竹が茂る「縁結びの笹」があります。
こちらの笹は、本社の神苑にある縁結びの笹の親株で、笹の葉を親指と小指だけで結ぶことができれば良縁に恵まれると言い伝えられています。
また、笹には神霊が宿りやすいといわれていることもあり、ご祭神に縁結びの神「大己貴命」と妻神「田心姫命」がまつられていることにも由来するそうです。
残念ながら、現在は笹に触れることが禁じられていますので、願いを込めて手を合わせましょう。
次に、「日光山入口エリア」をご紹介していきますね。
絶対に外せない見どころ「神橋」
こちらの美しい朱色の太鼓橋は、ガイドブックや観光パンフレットにも登場するので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
国宝でもあり、世界遺産「日光の社寺」の玄関ともいえる「神橋」には言い伝えが残されています。
それは、奈良時代に僧侶「勝道上人」が、日光の開山に向かったところ、川が荒れ渡れなくなったため一心に祈ると、神が出現して二匹の蛇を投げて橋とし助けたというものです。
昔は神聖な橋とすることから、神事のときや将軍など位の高い方しか通ることを許されていなかったそうですが、現在はどなたでも渡ることができます。
(有料:¥300)
橋の手前には「なで石」という石がありますが、気持ちをこめて撫でると、心が丸く豊かになるといわれているそうです。
そして、「神橋」の近くには、日光の原点とされる別宮「本宮神社」がたたずんでいます。
開運の神社とされ、それにまつわるスポット、左足より鳥居をくぐる「石鳥居」、世の平和を願って石を積む「望み石」、若返りの石とされる「笈掛け石」などがあります。
それでは、ご本社の後に、男体山(二荒山)山頂にある「奥宮」と本社を結ぶ「日光二荒山神社中宮祠」をご紹介させていただきます。
中禅寺湖のほとりにたたずみ、男体山のパワーをダイレクトにいただけるパワースポット。
そのエネルギーは上昇、変化をもたらしてくれる性質があるそうです。
また、縁結びの他に、財運や商売繁盛のご利益もいただけます。
勝ち運上昇のご神木「いちいの木」
日光連山に篤い信仰をささげ功績の高い人々の御霊をまつる「山霊宮」。
その裏手に、勝ち運上昇のご神木「いちいの木」がそびえています。
栃木県の天然記念物、とちぎ名木100選とされているご神木は、なんと樹齢約1100年とか。
「いちい」は「一位」とも書き、これは最高を表すことから勝ち運上昇のご利益があるとされています。
また、樹気は周囲を清浄にするとされ、神職が持つ笏(細長い薄板)の材料としても使われるほど、昔から神聖な木であり、縁起の良い木でもあるそうです。
そして、「一位」にあやかり、勝利をもたらすとされる「いちいの勝守」が人気です。
良い気を感じつつ、勝ち運上昇を祈願しましょう!
「幸運の杜」で楽しく散策しながらパワーをさずかりましょう!
奥宮への登拝口「登拝門」の真横には「幸運の杜」という森林が広がっています。
そこには、迷いを解消する「まっすぐ杉」や、悩みを克服する「悩みカラ松」、開運のパワーを授けてくれる「開運の桂の木」、良縁待つの木とされる「良縁の松」などのご神木のほか、良縁祈願スポット「神笹」などがあります。
ちなみに「良縁の松」には、幸運を呼ぶ「黄色いハンカチ(¥300)」に願いを込めて枝に結ぶとご利益に恵まれるそうです。
また、ユニークな「まつぼっくり占い」というものも。
ルーレットに6種類の松の名前が貼ってあり、その中にまつぼっくりを入れて回転させるのですが、どこに止まるかで松にちなんだ運勢が占えます。
さらに、参拝すると幸運のパワーをさずけてくれるという「幸運神社」や、厄落としに「カワラケ(土器)割り」などもあります。
白いお皿(1枚¥200)に「厄」の文字、またはストレスに感じること、嫌なことを書いて投げる「カワラケ(土器)割り」は、気持ちがスッキリしそうですね!
「中宮祠稲荷神社」・ご神木「龍の松」
「倉稲魂神」をまつる「中宮祠稲荷神社」は、家内安全、商売繫盛、交通安全、災難除けなどにご利益があるとされています。
こちらは、さずかりたいご利益によって「きつね札」というお札で祈願するというものです。
また、そばには龍のように大きくうねっている「龍の松」というご神木があります。
運気上昇のパワーがあるとされていますから、たっぷりとパワーをさずかりましょう。
【所在地・アクセス】日光三山をご祭神としてまつる山岳信仰の聖地
<所在地・電話番号>
■本社:
〒321-1431 栃木県日光市山内2307
TEL:0288-54-0535
■日光二荒山神社中宮祠:
〒321-1661 栃木県日光市中宮祠2484(中禅寺湖畔)
TEL:0288-55-0017
■奥宮:
栃木県日光市中宮祠二荒山 (男体山山頂)
<アクセス>
【本社】
■電車&バスをご利用の方:
JR「日光駅」・東武鉄道日光線「東武日光駅」から東武バス中禅寺温泉または湯元温泉行き乗車約10分、「西参道」下車、徒歩約8分。
または、JR「日光駅」・東武鉄道日光線「東武日光駅」より、東武バス「世界遺産めぐり」バスが出ています。
(「大猷院・二荒山神社前」下車、乗車時間約15分)
*世界遺産めぐり循環バスのコース内および、JR日光駅~東武日光駅~西参道・東武観光センター前~蓮華石間が1日に何回でも乗り降り自由です。
大人:1日500円(小児半額)
引用元:東武バス〈世界遺産めぐり手形〉
■車をご利用の方:
東北自動車道~日光宇都宮道路「日光IC」より2km
●駐車場
・収容台数:普通車50台
・料金:1日500円(普通車)
・時間:4月~10月 8:00~17:00 /11月~3月 9:00~16:00
【中宮祠】
■電車&バスをご利用の方:
JR「日光駅」・東武鉄道日光線「東武日光駅」より東武バス湯元温泉行き乗車約1時間、「二荒山神社前」下車してすぐ。
*バスの料金は片道¥1,150ですから、「中禅寺温泉フリーパス」(¥2,000で2日間有効)を購入することをオススメします。
日光駅と中宮祠の往復だけではなく、世界遺産を巡ることもできます。
引用元:東武バス各種フリー券
■車をご利用の方:
東北自動車道~日光宇都宮道路「清滝IC」から中禅寺湖方面へ15km約30分
●無料駐車場:収容台数30台(参拝者専用)
*混雑時は宝物館の裏手に臨時駐車場が設けられることもあるそうです。
【奥宮】
中宮祠の本殿右側にある「登拝門」は、男体山の登頂ができる4月25日~11月11日まで開いています。(2019年より変更)
登拝口から山頂まで約6時間(山頂2486m)かかるそうですが、頂上までは登らない方でも、片道10分くらいでいける1合目に遥拝所があります。
*一合目から先に登る方は、社務所で下記の受付が必要となります。
・登山受付:午前6時~正午
・入山料:大人500円、小中学生300円
【ご祭神・ご由緒】男体山をご神体山と仰ぐ歴史ある神社
【ご祭神】
ご祭神は「二荒山大神」と称される親子三神。
古くから神が宿る聖地として山を崇拝してきましたが、日光三山の男体山・女峰山・太郎山をご神体とし、それぞれに神様をまつっています。
・男体山(父):大己貴命
・女峯山(母):田心姫命
・太郎山(子):味耜高彦根命
〈大己貴命〉
日本の成り立ち、国土開発においてとても大事な神様で、さまざまな呼び名をお持ちです。
縁結びで知られる出雲大社のご祭神「大国主命」の別名とされています。
大黒様と同一視され、縁結びの他にもご、家内安全、商売繁盛、招福、医療など
あらゆる分野でご利益があるとされる神様です。
〈田心姫命〉
他にも「多紀理毘売命」「田霧姫」などと表記されます。
妃神で、子授けや安産の神様として篤く信仰されてきました。
〈味耜高彦根命〉
ご神名「耜」は、古くは農具としてだけでなく、田の神をまつる祭具としても使われていていたそうです。
父が国土開発の神であることから、農業神としてまつられていることが多い神様。
【ご由緒】
今から1200年以上も前の奈良時代に、僧侶の「勝道上人」が、今の別宮「本宮神社」に男体山の神をまつる祠を立てたのが始まりと伝わります。
さらに、男体山山頂に「奥宮」、のちに「中宮祠」が創建されました。
そして、社伝によると平安期には「空海(弘法大師)」が訪れ、女峰山の神「田心姫命」をまつる「滝尾神社」を建てたと伝えられています。
その後、男体山の神「大己貴命」を現在の本社「日光二荒山神社 」がある場所に移して社殿を建て、「本宮神社」には新たに太郎山の神「味耜高彦根命」をまつることにより、3つの山の神をおまつりする形となったのです。
この山岳信仰は鎌倉時代に最盛期を迎え、神仏習合(日本古来の神と仏教を結びつけた信仰)の霊場として栄えました。
また、「源頼朝」が戦勝祈願に参拝したともいわれています。
山岳信仰は戦国時代に一時衰退しましたが、江戸幕府を開いた「徳川家康」をまつる「日光東照宮」が創建されると、信仰は復活し日光は大きく繁栄しました。
以来、「日光二荒山神社 」も徳川家の手厚い保護を受け、二代将軍「徳川秀忠」によって本殿や拝殿が造営されました。
現社殿などは、日光最古の建造物で国の重要文化財になっています。
平成11年には、「日光の社寺(日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社)」として、ユネスコ世界遺産に登録されました。
【社務所受付時間】
4月~10月:午前8:00~午後5:00
11月~3月:午前8:00~午後4:00
拝観料:本社神苑のみ¥200(小・中学生¥100)、受付は30分前で終了
*新型コロナウイルスの影響で流動的なため、事前に電話で確認することをおすすめします。
【御朱印】
・御朱印祈祷受付所にて:
4月~10月:午前8:00~午後4:30
11月~3月:午前8:00~午後3:30
・御朱印代:各¥500
「本社」では、他にも別宮の「本宮神社」「滝尾神社」の御朱印、さらに神苑にある末社などの御朱印をいただくことができます。
ただし、3社以外の御朱印は書き置きタイプです。
また、「日光二荒山神社中宮祠」では、「中宮祠」の他に「奥宮」の御朱印をいただくことができます。
・オリジナル御朱印帳 各¥1,500
神紋が刺繍された紺色、黄色、ピンクの3色。
また、表紙が杉材を用いた木製の珍しい御朱印帳があります。
【主な祭礼】
栃木県の登録無形民俗文化財「弥生祭」
4月13日~17日
日光に春を告げるお祭りともいわれ、奈良時代頃から続いている華やかな伝統行事です。
「屋台(山車)」を「家体」と呼び、日光地区11ヶ町の春らしい造花に彩られた花家体が繰り出されます。
威勢のいい掛け声で大勢で力を合わせて家体を引き、一気に駆け上がる光景が見どころ。観光客も引かせてもらえる家体もあるそうです。
各町内の家体が境内に勢ぞろいすると、古式ゆかしい作法で挨拶を交わす「名刺交換」が行なわれ、続いて神社の拝殿の周囲を、お囃子をかなでながらひとまわりします。
このお祭りは、古いしきたりを重んじ、格式どおりに行事を進める中、ひとつまちがうと町内単位の 「ごた=トラブル」になることから「ごた祭り」「ケンカ祭り」とも呼ばれているそうです。
【まとめ】
「日光二荒山神社」は、山岳信仰の聖地。ご神体「男体山」からのパワーが降り注ぎます。
その境内は広大で、日光東照宮の隣に「本社」、中禅寺湖湖畔に「中宮祠」、男体山山頂に「奥宮」がたたずむパワースポットエリア。
そこには、縁結びのご神木、楽しく散策しながらご利益をいただける神苑や幸運の杜などがあり、重要文化財の神橋、華厳の滝、いろは坂、などの観光スポットも多く点在します。
本社と併せて別宮にも参拝されると、より強くパワーをさずかることができるそうですから、そのパワーを感じ取ってみてくださいね。
世の中のすべてはご縁でつながっているもの。
縁結び神社に、人生のさまざまな良縁を願って参拝されてはいかがでしょうか。