石上布都魂神社は癌封じのご利益が最強パワースポット【岡山県一之宮】

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石上布都魂神社、拝殿 ©仰木一弘 with LeicaQ

 

八岐の大蛇ヤマタノオロチという日本神話をご存知でしょうか。

8つの頭、8つの尾を持つ残虐な大蛇を、スサノオノミコト(素盞嗚尊、素戔嗚尊、須佐之男命など)という勇敢な神様が退治するお話ですが、その大蛇を倒した剣(布都魂ふつみたま)が最初に奉納されたのが、この石上布都魂いそのかみふつみたま神社と言われています。

神話の時代から続く長い歴史を持つ神社です。

 

 

【ご利益】癌も断ち切るほどの、疫病災断ちに絶大な効力!

出典:『日本略史 素戔嗚尊』に描かれたヤマタノオロチ(月岡芳年・画)

 

八岐の大蛇ヤマタノオロチを退治した剣(布都魂)が収められたことから疫病災えやみを断つことに効験が高く、他にも安産、農耕、養蚕の守り神、子授かりの神として篤く信仰されています。

また、「癌封じ」のご利益も有名で(癌封じ用のお守りも販売されています)、宮司さんのお話では、ステージ4にもかかわらず、ご祈祷されてお元気になられた方が何人もいらっしゃるとのこと。遠方から、はるばるお礼参りに来られる方も少なくないとのことでした。

【所在地・アクセス】清涼な山の氣に包まれた山中の神社

岡山県の中央近く赤磐あかいわ市にある大松山という山の中腹に鎮座するこの神社は、社殿の裏400mの山頂に本宮があり、背後に禁足地(足を踏み入れてはいけない神聖な場所・神の領域)となっている磐座いわくら(巨石)があり、パワースポットとして有名。

最寄り駅(JR津山線 金川駅)からは、車もしくはタクシーで20分ほど。

駐車場は山のふもと、参道入口の第1駐車場から少し登った第3駐車場までありますので、混んでいなければ第3駐車場まで車で登っていくとよいでしょう。

車を降りてから社殿までは、10分ほど急な坂道や階段でできた参道を登っていきますので、歩きやすい靴をおすすめします。

また、本宮は社殿からさらに400mほど登っていきますので、脚、体力に自信のない方は十分に準備をしていかれるとよいでしょう(筆者自身もかなり息が切れ、脚がガクガクになりました^^;)

【所在地・電話番号】

〒701-2445
岡山県赤磐市石上1448

TEL:0867-24-2179(宮司の物部様宅)

【アクセス】

基本的に車での移動が必要です。

①山陽ICから車で30分
②最寄りのJR津山線 金川駅から車(タクシー) で約20分
③岡山空港から車で約30分

※駐車場
第1〜第3駐車場まであり、合計約20台の駐車スペースがあります。

 

【ご祭神・ご由緒】スサノオノミコトの剣が最初に奉納された神社

【ご祭神】

スサノオノミコト(素盞嗚尊、素戔嗚尊、須佐之男命など、いくつかの漢字表記あり)

 

【ご由緒】

神社の名前になっている、「布都魂」は、スサノオノミオトがヤマタノオロチを切り倒した剣「布都御魂ふつのみたま」のことで、別名「十握剱とつかのつるぎとも呼ばれています。

スサノオノミコトが山頂にある磐座いわくらにその剣を奉納し、そこに社を建ててまつったのが始まりとされています。

この剣は、その後、奈良県の石上本宮に移されたと云われており、実際に、石上本宮にもその記録が残っており、書かれた場所を掘ってみると三本の剣が本当に出てきたそうです。

ちなみに、「石上布都魂神社」から車で約30分から40分くらいにある場所に、スサノオノミコトがヤマタノオロチの血で染まった剣を洗ったといわれる「血洗いの滝」があります。

【社務所受付時間】平日に参拝される際は、宮司さんの滞在を要確認

社務所受付時間(お守り買ったり、御朱印がもらえる時間)について、宮司さんに確認すると、

「土日祝日であれば9時から15時は基本的には開けていますが、平日は不在にしていることが多いので、参拝に来られる前日か当日朝に電話で確認していただいた方が確実です」とのことでした。

TEL 0867-24-2179(宮司の物部様宅)

宮司の物部様は古代の有力氏族・物部氏の末裔まつえい(子孫)。
宮司様も奥様も、とても気さくで親しみやすいお人柄。

社務所には椅子と机があり、御朱印を書いていただく間、奥様がお茶とお菓子で丁寧にもてなしてくださり、また、神社の由緒などを詳しくご説明いただくなど、いたれりつくせりのご対応をしていただきました。

筆者が参拝したのは土曜日だったせいか、社務所には他にも参拝客の方もいらっしゃって、アットホームなお茶会のような雰囲気で楽しかったです。

 

社務所では、大小2種類の全国一の宮御朱印帳が販売されていましたので、筆者は2種類とも購入。

のちに、他の神社で御朱印をいただく際、隣り合わせた方から「その大きな御朱印帳、いいですね。どこで買われたのですか?」と聞かれたことが何度かあります。

どうやら、全ての一の宮で販売しているわけではないようです。
必要な方は、予め社務所に問い合わせをされるとよいかもしれません。

 

【御朱印】

・社務所にて:午前9時〜15時(平日は不在が多いとのこと)

・御朱印代 :¥300

*新型コロナウイルスの影響で流動的なため、事前に電話で確認することをおすすめします。

 

 【主な祭礼】

4月15日に近い日曜日:祈年祭
5月3日:崇敬者大会
10月20日に近い日曜日:例祭

 

まとめ

人里離れた山中にあるせいか、外界とは隔絶された凛とした空気に包まれた評判通りのパワースポット。

神話の時代から続くという長い長い歴史を、肌で感じとることができます。

筆者は参拝当日、頭痛がひどく、参道を登るのもつらい状態だったのですが、不思議なことに参拝後はウソのように頭痛が消えてしまいました。

一の宮に参拝すると毎回体調が良くなるのですが、こちらも、清々しい清涼な氣に満ちた聖域だと感じました。

多くの霊能者が自身の霊力向上のために参拝に来られるというお話も、心から納得できます。

また、お人柄の素晴らしい宮司様ご夫妻に癒やされ、筆者の邪気も、すっかり祓い清められた感じがいたしました。

人為的でない自然のパワー(氣)の素晴らしさを、ぜひあなたも感じてみてください。

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