住吉神社、拝殿 ©2019 仰木一弘 wih LeicaQ

 

全国に約2100社ある「住吉神社」の中で最も歴史が古く、創建は1800年以上さかのぼるとされる「住吉神社」。

大阪の「住吉大社」、山口下関の「住吉神社」とあわせて、日本三大住吉とよばれています。

神話に出てくる禊ぎ祓いから生まれた海を司る神「住吉三神」をまつり、浄化力が強く様々なご利益をさずかれるパワースポット。

敷地内には8つの摂末社(本社のご祭神に関係する神をまつった神社)がありますが、全てお参りする「八社巡り」をすると、幸運が訪れるとされています。

また、多くの観光客が訪れるのはもちろん、買い物や仕事の合間に訪れる地域の方々の都会のオアシスとして愛されているそうです。

 

【ご利益】心身を浄化し、人生に開運をもたらす

当社にまつられる住吉三神」は、浄化の神として信仰されており、心身を浄化し、災いから身を守り、開運をもたらしてくれるとされています。

また、「住吉三神」は、航海・海上の神としても有名であり、遣唐使けんとうしの船には「住吉神社」の神官が同乗するほど、篤く崇敬されてきました。

そして、海上交通の安全だけではなく、漁業や、貿易、海運、造船など、海に関わるものにおいてご利益があるとされています。

 

力士のような強靭なパワーが手に入る

当社は相撲の神様としても崇敬を集めていたことにより、その昔、新横綱は横綱の免状取得に際し、当社に参拝されたそうです。

そして、毎年11月に行われる九州場所の際には、横綱による「奉納土俵入り」が行われます。

このように相撲とのご縁が深い当社には、「古代力士像」が建てられていますので、その右の手の平に注目してみてください。

「力」の文字に見えることから、そこに手のひらを合わせるとパワーをもらえるとされ、人気のスポットとなっています。

 

伝説の松とされる「一夜の松」

社殿の左手にあるご神木の「一夜の松」には、約570年前、社殿にさしかかったため造営の邪魔になってしまうので切ろうとしたところ、一夜のうちにまっすぐになったという伝説があります。

松の周りの清掃をすると夫婦円満や、兄弟仲がよくなるといわれているそうです。

 

触る場所によってご利益が異なるとされるヱビス様

南門近くのご祭神に「恵比須大神」をまつる末社「三日恵比須神社」には、商売繁盛の神として知られるヱビス様の像がおかれています。

かわいい笑顔をしたヱビス様の像は、触る場所によってご利益が異なるとされています。

顔・・・家内安全
腹部・・・病気退散
たい・・・金運
腕・・・技能向上

 

触るとご利益があるとされるパワースポット「福分小判」

海洋の守護神(開運・海上安全)の「綿津見三神わだつみさんしん」をまつる摂社「志賀神社」の前にあるのが「福分小判」。

こちらは、「志賀大神」を氏神とする大分県の志賀氏が宝くじに当選したことに感謝し、恩返しとして2016年に金の小判を奉納したものだとか。

小判には、鯉と龍が刻みこまれており、昇鯉に触れたら恋愛成就、昇龍に触れたら金運上昇のご利益があるとしてパワースポットとなっています。

 

また、縁起物として「福分小判」のお守りがあります。
こちらの小判にも同じく龍と鯉が彫られていて、とても豪華。

さらに、厄除け・魔除け・再生・新生・恋愛の成就が祈願されているそうです。

 

全てお参りすると幸運が訪れるとされる8つの摂末社

先にご案内した「三日恵比須神社」「志賀神社」の他に6社の摂末社があり、全てお参りする「八社巡り」をすると、幸運が訪れるとされているそうです。

 

・末社〈荒熊・白髭稲荷神社〉
御祭神:商業の神「宇賀乃魂大神うがのみたまのおおかみ
商売繁盛、五穀豊穣のご利益があるとされます。

 

・摂社〈船玉神社〉
御祭神:道の守護神「猿田彦命さるたひこのみこと()」
旅行安全、交通安全のご利益があるとされます。

 

・末社〈人丸神社〉
和歌・芸能の神「柿本人麿公かきのもとのひとまろこう
芸能上達、技能向上のご利益があるとされます。

 

・末社〈菅原神社〉
御祭神:学問の神「菅原道真公すがわらのみちざねこう
学業成就、学問上達のご利益があるとされます。

 

・末社〈少彦名神社〉
御祭神:酒造・薬業の神「少彦名命すくなひこなのみこと
身体健康のご利益があるとされます。

 

・末社〈天津あまつ神社〉
御祭神:開運除災の神「伊弉諾大神いざなきおおかみ
縁結び、家内安全、開運成就のご利益があるとされます。

 

【所在地・アクセス】博多駅から徒歩圏内とアクセス良好

福岡の玄関口とされる博多駅から徒歩圏内であり、西鉄バスや、タクシーなどで気軽に訪れる事ができます。

【所在地・電話番号】

〒812-0018 福岡市博多区住吉3丁目1-51

TEL:092-291-2670(代表)
FAX:092-291-2669

 

【アクセス】

■電車をご利用の方:

・JR博多駅・地下鉄博多駅より徒歩約10分

 

■バスをご利用の方:

・博多駅前から西鉄バス「能古渡船場」行きに乗車

・「住吉」にて下車、徒歩約2分

 

■車をご利用の方:

・九州自動車道「福岡IC(北九州方面)」または、「太宰府IC(熊本方面)」から約25分。

*無料駐車場:約50台収容

 

【ご祭神・ご由緒】伊邪那岐神が海で禊祓をした際に出現された神々をまつる

【ご祭神】

ご祭神:住吉三神

底筒男神そこつつのおのかみ
中筒男神なかつつのおのかみ
表筒男神うわつつのおのかみ

 

相殿神

天照皇大神あまてらすすめおおかみ
神功皇后じんぐうこうごう

 

ご祭神である、底筒男神そこつつのおのかみ中筒男神なかつつのおのかみ表筒男神うわつつのおのかみは、「住吉三神 」と呼ばれ、筒男の「つつ」に星の意味があるとされることから、航海・海上の守護神としても信仰を集めているそうです。

そして、「住吉三神」は伊邪那岐神いざなぎおおかみ黄泉国よみのくに(死者の国とされる)からお戻りになった際に、海で禊祓みそぎはらえ(罪や穢れを除去し、心身ともに清めること)をおこなった際に御出現なされた神々と古事記に記載されています。

また、相殿の天照皇大神あまてらすすめおおかみ神功皇后じんぐうこうごうを併せて「住吉五所大神」とも呼ばれます。

 

【ご由緒】

「住吉」は、もともと「すみのえ(澄んだ入り江)」とされ、海の近くにあることが多いようですが、当社も創建当時、那珂川なかがわ河口の博多湾の入江に突き出た場所にあったそうです。

そして、「伊邪那岐神いざなぎおおかみ」が海水で禊をされた場所と伝わる社前の「天竜池」はその河口の名残とも。

創建年代は不明ですが、およそ1800年以上前の起源とされ、全国にある住吉神社の中で最初の神社

古書にも「住吉本社」「日本第一住吉宮」などと記されています。

 

そして、平安時代にまとめられた延喜式神名帳えんぎしきじんみょうちょう(全国にある神社一覧)に記載され、筑前国一之宮として篤い崇敬を受けてきました。

また、当社は武将の崇敬も篤く、「源頼朝」「足利尊氏」は祈願文、寄進状を寄せたとされます。

江戸時代に入り、福岡藩初代藩主「黒田長政」以来、歴代藩主の崇敬は特に篤く、現在の本殿は、黒田長政によって再建されたものだそうです。

仏教渡来前の古代建築様式を伝える「住吉造」として国の重要文化財に指定されています。

現在、全国に約2100社鎮座している住吉神社ですが、大阪の「住吉大社」と、山口下関の「住吉神社」、そして当社が日本三大住吉とされています。

 

【社務所受付時間】

午前9時〜午後5時まで

 

【御朱印】

・御朱印代:¥500
・オリジナル御朱印帳¥2,000
・受付時間:午前9時〜午後5時

*摂末社8社の御朱印は書き置きタイプです。
また、星空と本殿がデザインされたオリジナル御朱印帳があります。

 

住吉神社 御朱印 by.仰木一弘

【主な祭礼】

名越大祭

7月30日〜8月 1日

名越なごしとは、邪神(疫神・人間にとって災いをなす神とされている)をなだめる意味からきたといわれており、「夏越」とも書き、「住吉神社」の信仰から起こったものといわれています。

住吉神社の御神徳でもある禊祓いの神事で、境内に、カヤの葉を束ねた「茅の輪」くぐりや、形代に体の悪い所をうつし、川に流すことで治すとされる人形流しが行われます。

 

例大祭(相撲会大祭)

10月12日〜14日

「神功皇后」が韓国に渡った際、「住吉大神」の御神徳により無事ご帰還されたことに感謝し、「相撲」と「流鏑馬やぶさめ」とを以て神のみこころをなぐさめられたとされています。

そのような由来から例大祭では、稚児ちご行列や少年相撲、流鏑馬が執り行われます。

例大祭は、別名「相撲会大祭」ともいわれ、地元の小学生によって少年横綱を決める大会として会場を盛り上げます。

 

まとめ

博多駅から徒歩圏内で、都会のオアシスとして愛されている「住吉神社」。

約1800年前の創建とされ、全国に約2100社ある住吉神社の中で最も古いとされています。

社前には、古事記に出てくる「伊弉諾大神」が禊祓をおこなった場所とされる「天竜池」があり、その際に御出現された神々をまつります。

また、その由来から心身を浄化し、開運をもたらすとされているそうです。

さらに、境内には、パワーをさずかれる力士の像、伝説の松「一夜の松」、パワースポット「福分小判」など見どころも満載。

まずは、ご本殿でしっかり心身ともに浄化し、志賀神社・三日恵比須神社などの8社の摂末社にお参りして多くのご利益をさずかりたいものです。

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