【福島県】陸奥国(むつのくに)一の宮  馬場都々古別(ばばつつこわけ)神社馬場都々古別神社  引用元:Wikipedia

陸奥国一之宮として崇敬されてきた「都々古別つつこわけ神社」が、棚倉町たなぐらまちには2社あり、地名の馬場と八槻やつきをつけて呼び分けています。

近世まで共に近津ちかつ三社」の一つで、久慈川に沿って上流の馬場都々古別神社ばばつつこわけじんじゃ」が上宮とされていたそうです。

ご本殿は、東北地方では数少ない桃山期の本殿建築として国の重要文化財に指定され、また社宝には、鎌倉時代に「源義家」が寄贈したといわれる武具や刀剣も国指定文化財として収められています。

以前NHKの大河ドラマ「八重やえの桜」で、福島県出身の西田敏行さんが演じた会津藩の家老「西郷頼母たのもが、3年間宮司を務めたことでも知られているそうです。

 

 

【ご利益】人生に関わる勝負事などに挑む時にパワーをさずけていただける

農耕の神様と、千戦千勝といわれる武神「日本武尊やまとたけるのみことがまつられているため、仕事や人生に関わる勝負事などに挑む時に、パワーをさずけてくれるといわれています。

ご本殿は、細部や技法に中世的な要素が残る建築様式で、東北地方において数少ない桃山時代から江戸時代への転換期における様式や技法を知る上でも、非常に貴重な建物です

 

また、ご本殿の背後には「馬場古墳」があり、社殿の周囲にもいくつかの歴史的遺産が残されています。

社宝には、鎌倉時代に「源義家」が寄進したとされる国の重要文化財長覆輪太刀ながふくりんたちや、赤糸威鎧残闕あかいとおどしよろいざんけつ最古の貴重な甲冑かっちゅう)」等があり、数多くの貴重な文化財があります。

 

【所在地・アクセス】棚倉城跡(亀ヶ城公園)のそばに鎮座

<所在地・電話番号>

〒963-6131 福島県東白川郡棚倉町たなぐらまち大字棚倉字馬場39
TEL:0247-33-7219

 

<アクセス>

■電車をご利用の方:

・JR東北新幹線「郡山駅」からJR水郡線すいぐんせんへ乗り換え「磐城棚倉駅いわきたなくらえき」下車

・または、東北新幹線「新白河駅」からJRバスに乗り換え「磐城棚倉駅」下車し
徒歩にて約15分

 

■車をご利用の方:

東北自動車道「白河IC」から国道298から国道118経由で約40分

*無料駐車場:境内脇に数台分あり

 

【馬場都々古別神社から周辺の一の宮神社へのアクセス】

◆「八槻やつき都々古別神社」へ車で約5分

◆「石都々古和気神社」へ車で約25分

 

【ご祭神・ご由緒】「日本武尊」が創建したことが始まりと伝わる

【ご祭神】

<主祭神:味須気高彦根神あぢすきたかひこねのかみ

別称:「阿遅鉏高彦根命あじすきたかひこねのみこと

大国主命おおくにぬしのみこと」の御子。

名の「耜」は農具のすきのことで、農業の神様。また雷・不動産業の神としても信仰されています。

 

<相殿神:日本武尊やまとたけるのみこと

別称:「倭建命」

第12代「景行けいこう天皇」の御子。

日本神話において最も武力に優れた英雄的な神とされ、難局打開、武運長久の神様です。

天皇に継承される三種の神器の一つ草薙剣くさなぎのつるぎを身につけていたとされています。

 

【ご由緒】

その昔、日本武尊やまとたけるのみことが東国遠征の折、「馬場都々古別神社ばばつつこわけじんじゃ」の近くにある都々古山(現在の建鉾山たてほこやま)の山頂にほこを立てて味耜高彦根神あぢすきたかひこねのかみ」を地主神としてまつったのが始まりとされています。

ちなみに、同じ棚倉町たなぐらまちにある「八槻都々古別神社やつきつつこわけじんじゃ」も、この都々古山(建鉾山)から「日本武尊やまとたけるのみこと」が矢を放ち、その矢がついた場所に建てた神社だったという同じような由緒があります

 

その後、平安時代に今度は、征夷代将軍「坂上田村麻呂」が戦勝祈願が成就した事により、現在の棚倉城跡に社殿を造営して「味耜高彦根神あぢすきたかひこねのかみ」と「日本武尊やまとたけるのみこと」をまつったと伝えられています。

そして、平安時代にまとめられた「延喜式神名帳えんぎしきじんみょうちょう)(官社に指定されていた全国の神社一覧)」では名神大社みょうじんたいしゃと記され、中世以降は陸奥国一之宮として篤い崇敬を集めました。

さらに、「源頼義」「足利義満」、歴代白河城主、「豊臣秀吉」などによって、社領の寄進や社殿の造営が行われていたそうです。

江戸時代に入り棚倉藩主の丹羽長重にわながしげが、幕命により棚倉城を築城するため現在の地に神社を移しましました。

 

明治6年、「馬場都々古別神社ばばつつこわけじんじゃ」は国幣こくへい中社に列格しましたが、その際に「八槻都々古別神社やつきつつこわけじんじゃ」が異を唱えてしばらく論争が広げられたとされます。

ご祭神も同じで、都々古山を起源とする由緒にも共通点が多いのですが、そもそもなぜ「都々古別神社」が2社あるのか、本社・分社の関係などについて現在もはっきりとわかっていないという事です。

また、近世まで共に「近津大明神」をまつる近津ちかつ三社」の一つでした。

久慈川に沿って上流の「馬場都々古別神社ばばつつこわけじんじゃ」が上宮、「八槻都々古別神社やつきつつこわけじんじゃ」が中宮、茨城県にある「近津神社」が下宮と呼ばれていたそうです。

 

ちなみに、NHK大河ドラマ「八重の桜」でご存知の方もいらっしゃると思いますが、会津藩の家老「西郷頼母たのもが戊辰戦争で新政府軍相手に戦い惨敗。

戦後の明治8年から3年間こちらの神社の宮司を務められました。

 

【社務所受付時間】

午前9:30~午後4:00

*受付時間は目安となるそうです。また、新型コロナウイルスの影響で流動的なため、事前に電話で確認することをおすすめします。

 

【御朱印】

・御朱印 代:¥500

社務所が無人の場合、御朱印は鳥居横にある宮司さんのご自宅でいただけます。

 

馬場都々古別神社 御朱印 by.仰木一弘

 

【主な祭礼】

<年間に行われる祭事>

・月次祭 (毎月11日)
・歳旦祭 (1月1日)
・節分祭 (2月3日)
・祈年祭 (2月17日)
・天神講 (3月25日)
・神楽講祭 (5月1日)
・大祓祭 (6月30日)
・例大祭 (9月11日)
・新嘗祭 (11月23日)
・大祓祭 (12月31日)

参照元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

まとめ

江戸時代頃には「近津三社」と総称された「上宮」にあたる「馬場都々古別神社ばばつつこわけじんじゃ」は、荘厳な雰囲気に包まれた陸奥国一之宮神社。

東北地方では珍しい桃山期の建築物であり、国の重要文化財指定の本殿をはじめ、数多くの貴重な歴史的遺産の文化財が残されています。

馬場都々古別神社ばばつつこわけじんじゃ」に参拝される際には、同じ棚倉町たなぐらまちに鎮座する「八槻都々古別神社やつきつつこわけじんじゃ」、そして、近くの石川町に鎮座する「石都々古和気神社いわつつこわけじんじゃ」にも訪れ、陸奥国一之宮神社3社それぞれのパワーを感じてみてはいかがでしょうか。

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